新编日语第三册:第十四課 実感(2)

网络资源 Freekaoyan.com/2008-04-14

応用文

地球は狭くなった——未来世界の話

  立体テレビが、朝のニュースに変ったとき、テレビ電話がかかってきた。靖にだった。
  かけてきたのは、同級生の哲夫だった。
  哲夫は、ちらりと、テーブルのほうに目をやりながら、ひそひそ声を出した。 
  「靖、今日、学校が終わってから、九州まで遊びに行くこと、お父さんは許してくれたかい?」
  「もちろんさ。きみは?」
  靖がうなずくと、哲夫もにっこりして。
  「よかった。僕もだ。ただし、夕方五時東京空港着のジャンボジェット機に間に合うように帰ってくるって約束でね。」
  「それでいいじゃないか。それじゃ、あとで学校で会おう。」
  靖は手を振ると、スイッチを切った。
  これが、数十年前だったら、たぶん想像もつかないことだったんだろうな、小学生が学校の帰りに、ちょっと九州まで遊びに行くなんてことは。
  実際、数十年前までは、東京から九州まではもちろん、大阪あたりまでだって、ちょっとした旅行だったのだ。それは、あのころだって、新幹線はあったし、ジェット便もたくさん出ていた。
  だが、それでも、新幹線で大阪まで行くのに三時間もかかったし、ジェット機で九州まで行くのには、一時間半もかかった。それに、/賃だってばかにならなかったから、おとなでもだれでも/れるというわけには行かなかったのだ。
  それが今では、すっかり事情が違ってしまった。交通機関が、あのころとは比べ物にならないほど発達したからだ。今では、日本の国内ならばどこへでも、すごく気軽に/れる三〇〇人/り、四〇〇人/りのジャンボジェット機がどんどん出ていて、北九州まででも、一時間あまりで行ってしまう。料金だってとても安い。ちょうど数十年前、バスに/るぐらいの気軽さで、ジェット機に/れるようになったのだ。
  そして、こういう交通の発達と普及とは、人の考え方までを、すっかり変えてしまった。昔は遠く感じた九州も今では、すぐその辺と変わらないことになり、だから、靖たち、小学生がちょっと遊びに行く、と言っても、何も特別のことではなくなったのだ。
  これがつまり、地球はだんだん狭くなる、ということなんだな。
ファンクション用語
倍数とパーセンテージ
A 今年は予想の倍の申込みがありました。
B そうですか。じゃ、学生の数はずいぶん増えましたね。
A ええ、去年に比べて二〇パーセントも増えました。 
B 男女の割合はどうですか。
A 十人に四人は女子学生です。
B みんな市内の人ですか。
A いいえ、三割が市外から来ています。


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