本文
理髪店と美容院はどんな町にもあります。若い人であろうと、年寄りであろうと、みんな理髪店や美容院の世話になります。男は理髪店で頭を刈ってもらいます。ひげをのばしている人はおそらくその手入れもしてもらうでしょう。女は美容院で髪を剪ったり、パーマをかけてもらったりします。これは理髪店の中の様子です。主人は今忙しそうにお客の頭を刈っています。もう一人のお客は顔をそってもらっています。数人のお客がソファーに腰掛けて順番を待っています。その内の一人は新聞を読んでいます。一人のお客は今理髪が済んで帰るところです。店員がオーバーを着せて、ブラシをかけています。日本では、チップはいりません。
私はいつも電気カミソリで自分で顔をそります。私はほかの人の手で頬や顎に石けんの泡を塗りつけられるのがいやなんです。それに自分で顔をそるほうがずっと気持ちがいいし、第一安上がりです。
会話
(鈴木さんが理髪店へ行きます。初めて訪ねる店です。お客が一人待っています。)
鈴木:すみません。どのくらいかかりますか。
店員:ちょっとかかりますよ。一時間ぐらいかな。いいですか。
鈴木:ええ、待ちます。
(鈴木さんの番がきました。)
店員:どうも、お待たせしました。めがねは、こちらへどうぞ。
鈴木:今と同じ形で少し短くしてください。
店員:はい、分かりました。後は刈り上げてもいいんですね。
鈴木:はい。
(散髪が終わりました。)
店員:どうも、おまちどおさまでした。
鈴木:いくらですか。
店員:二千五百円になります。
鈴木:はい。(お金を渡す。)
店員:どうもありがとうございました。
(鈴木良子さんが美容院へ行きます。)
店員:いらっしゃいませ。
(込んでいるので、いすに座って待つ。)
店員:お待たせしました。お次の方どうぞ。
良子:はい。
店員:お荷物をお預かりしましょうか。
良子:はい、お願いします。
店員:こちらへどうぞ。
(鈴木良子さんが鏡の前の席につきました。店員が髪型を尋ねます。)
店員:今日はどうなさいますか。
良子:パーマをお願いします。
店員:シャンプーはしてありますか。
良子:はい。
店員:ヘアスタイルはどのようにしましょうか。
良子:(写真を指差して)これと同じようにお願いします。
店員:お染めになりますか、それともほかに何か、ご注文がおありでしょうか。
良子:いいえ、パーマだけでいいんです。
店員:はい、分かりました。
応用文
床屋
髪の毛が長くなったので、今日床屋へ行きました。私の行く床屋は大通りにあります。この床屋はいつもお客が多くて、たいてい三十分ぐらい待たされます。しかし、今日は待っているお客が一人もいなかったので、少しも待たされませんでした。
床屋のおじさんはいつもにこにこしていて、たいへん朗らかな人です。今日もにこにこ笑いながら、「いらっしゃいませ。さあ、どうぞ。」と鏡の前のいすのほうを指差しましたので、私はいすに黙って腰掛けました。
おじさんは首にタオルを巻きながら、「だいぶ暑くなってきましたね。刈り方はいつものようでよろしゅうございますか。」と聞きましたので、私は、「暑くなってきましたから、いつもより短く刈ってください。」と頼みました。
おじさんははさみとくしを持ってきて、丁寧に刈り始めました。
私はラジオの音楽を聞いているうちに眠くなってきました。そのうちに眠ったらしいです。
「さあ、頭を洗いましょう。」というおじさんの声で目が覚めました。
頭を洗ってもらってから髪の毛に油をつけてきれいに分けてもらいました。最後に肩と腕を揉んでもらいました。お金を払っていい気持ちになって外に出ました。
ファンクション用語
A 土曜日に「留学生の夕べ」があるんですが。
B そうですか、それはいいですね。
A よかったら、一緒に行きませんか。
B よろしいです。ぜひ参加させていただきます。
A 六時に出発したらいいですか。
B はい、結構です。
