2000年日语能力考2级试题(2)
网络资源 Freekaoyan.com/2008-04-14
問題Ⅵ 次の(1)から(5)の下線をつけた言葉の意味に最も似ているものを、それぞれの1・2・3・4から一つ選びなさい。
(1) たくさん歩いたので、疲れた。
1 くずれた 2 くたびれた 3 しびれた 4 やぶれた
(2) まもなく映画が始まる。
1 いつか 2 いま 3 たちまち 4 もうすぐ
(3) ここで食事をしてもさしつかえない。
1 かまわない 2 かんけいない 3 いけない 4 しかたがない
(4) 休暇はせいぜい1週間しかとれない。
1 だいたい 2 せめて 3 多くても 4 少なくとも
(5) あのおばあさんは相当お金持ちらしい。
1 本当に 2 かなり 3 絶対に 4 もしかしたら
問題Ⅰ 次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。
小さい子どもが食事をするとき、食器はプラスティック製のものを使うのが一般的だと思いますが、私は長男が一歳半のころ、飲み物をあえてガラスのコップに入れて与えてみました。すると案の定、床に落としてコップを割ってしまいました。しかし、何度か同じことを繰り返しているうちに静かにコップを置くようになりました。
私は、できるだけ早い時期から子どもに物事の判断基準を教えることが親の役割だと思っていますから、言葉で理解できない小さい子どもであっても、自分で経験したり、考えたりする機会を多く与えることによって、判断する力を身につけさせようとしたのです。
次第に言葉を理解できるようになると、何かを教えようとするとき必ず理由を説明しながら教えるようにしました。初めはそれで納得していたのでしょうが、やがて子どもは私の言ったことに反論してくるようになりました。しかし、それは子どもの成長の一つであり、私にはとてもうれしいことでした。
(中略)
私の三人に子どもたちも成長し、長男は大学に一年間通った後、現在は学校を休学し、カリフォルニアでカンボジア難民を相手にボランティア活動をしています。我が家では、私の父も私自身もボランティア活動を経験しており、子どもにも小さいときから大学生になったらボランティアさせるつもりでいました。今彼の行っている活動は私の考えていた以上に厳しいものですが、彼はその中で学校などでは学べない様様な貴重な経験をし、みちがえるほど成長しました。どちらかというと自分のことしか考えていなかったような人間が、他人のことを第一に考えるようになり、自分が奉仕することによって何人もの人が助かったことがうれしいと言います。また、これまでの自分がいかに豊かで恵まれていたかを改めて感じていることでしょう。最近もらった手紙を読むと、ボランティア活動を始めたときとはまるで他人が書いているかのような内容で驚きました。
日本でも昔からボランティアが行われていましたが、まだまだ経験が少なく習慣になっていないのが実情です。もう少し時間がかかるかもしれませんが、これからは、ボランティアの精神を学校や親が子どもに教えるとともに、さらに活動の機会を与えることが必要だと思います。
問1 「ガラスのコップに入れて与えてみました」とあるが、どうしてそうしたのか。
1 飲み物はガラスのコップに入れて飲んだ方がおいしく感じるから。
2 子どもにはプラスティック製のコップよりガラスのコップの方が安全だから。
3 ガラスのコップを割るという経験が物事の判断基準を学ばせることになるから。
4 プラスチィック製の食器を使わせるという一般的なやり方にしたがいたくないから。
問2 「それで納得していた」とあるが、だれが何に納得していたのか。
1 子どもが筆者の説明に納得していた。
2 筆者が子どもの説明に納得していた。
3 子どもが筆者の判断に納得していた。
4 筆者が子どもの判断に納得していた。
問3 「私にはとてもうれしいことでした」とあるが、筆者はどうしてうれしかったのか。
1 人の話を聞いた上で反論できたことで、子どもが成長したことがわかったから。
2 子どもが経験からだけでなく言葉による説明でも判断ができるようになったから。
3 子どもが成長して、親が持っている以上の知識を身に付けたことがわかったから。
4 親の話を理解してすなおにしたがうことは、子どもにとって大切だと思うから。
問4 「ボランティアさせるつもりでいました」とあるが、だれがそう思っていたのか。
1 子ども自身
2 筆者
3 筆者の父
4 筆者と子供自身
問5 筆者の長男は、ボランティア活動によってどのように変わったか。
1 激しい/動をすることが多いため体が大きくなった。
2 他人に助けられ、人に感謝する気持ちが身についた。
3 いろいろな経験を通して別人のように明るくなった。
4 考え方が自身中心でなくなり、人間として成長した。
問6 この文章のまためとして最も適当なものはどれか。
1 小さい子どもにも親自身がするボランティアをさせて、ボランティアとして他人を助けられるようにするべきだ。
2 小さい子どものときはしかたがないが、大学生になったら、ボランティアとして他人を助けられるようになるべきだ。
3 親から教えられたことを守る習慣や他人を助けるボランティアの精神を子どもに身につけさせることが大切だ。
4 自分の経験を通して判断する力や他人を助けるボランティアの精神を子どもに身につけさせることが大切だ。
問題Ⅱ 次の(1)から(3)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1・2・3・4から一つ選びなさい。
(1) 次の文章は、ある講演の記録である。
部屋があって、テーブルの上にロウソクがあります。ほかにはマッチがあります。そして画鋲が箱の中にいくつか入っています。部屋に中に壁がある。問題は、このテーブルの上にある道具を使って、ロウソクを地面に垂直になるように壁に立てるというものです。要するに、ロウソクで部屋をともしたいんです。壁にロウソクを付けて部屋が明るくなるようにしたい。どうすればいいでしょうかという問題です。かっこうむずかしいですよね。(少し時間をとって、考えてもらう。)
答えなんですが、まず箱から画鋲を出してしまう。この箱を画鋲を使って壁に止める。そうすると水平の台になります。そこのロウをたらしてロソウクを立てる。これが正解です。私はすごく感心したんです。自分では思いつかなかったので、なるほどなと思いました。もっとおもしろい実験結果は、もともとこの箱に画鋲を入れずに、外に出してバラバラにしておいて被験者に出題したほうが早く解決されるということです。画鋲が箱の中に入っているとなかなか解決ができないというんです。それはなぜだと思いますか。
私たちは、画鋲が箱の中に入っていると、「箱というのは画鋲の入れ物なんだ」というふうに考えますよね。入れ物としての機能を持っていると考えると、それを台にするというアイデアはなかなか思い浮かばないんじゃないでしょうか。入れ物としてではなく、単に一つ箱がポンと置いてあると、これを台にするという考えが浮かびやすい。
( ア )という私たちがもともともっている知識、つまり固定観念が、かえって問題解決を妨げてしまうんです。箱というのは、入れ物にもなるけれども、台としても使えるというようなことに思い至らない。そういう例として出されている実験です。
【問1】 「これが正解です」とあるが、その図はどれか。
【問2】 「もっとおもしろい実験結果」とあるが、どのような条件で実験するのか。
【問3】 ( ア )に入れるのに適当な言葉はどれか。
1 「箱というのは入れ物なんだ」
2 「箱というのは台として使えるんだ」
3 「画鋲というのは箱を止められるんだ」
4 「ロウソクで部屋を明るくできるんだ」
【問4】 ロウソクな問題で、画鋲が箱の中に入っていることは被験者にどのように影響するのか。
1 画鋲で箱が壁に止められることに気づきにくくなる。
2 画鋲の箱が台として使えることに気づきにくくなる。
3 画鋲がこの実験では不要なことに気づきにくくなる。
4 画鋲を床に刺して使えることに気づきにくくなる。
(2) たとえば、メニューに次の二通りがあったとする。
A コーヒー380円 紅茶380円 ミルク380円
B コーヒー380円 紅茶400円 ミルク420円
どちらのメニューが、すぐれた値段設定かおわかりだろうか。
答えは、Bである。
Aのメニューでは値段に差がないなで、どれにも平均的に注文がくるかもしれない。しかし、現実にどの商品も同じぐらいの注文に応じるには、仕入れや準備に手間がかかる。ムダをはぶくには、主力商品を決め、それを集中的に売る方が効率がいい。
つまり、Bのメニューでは、意識的にミルクの値段を高く設定することで「おとり商品」としているのである。ミルクの注文は少なくなるだろうが、そのかわり、コーヒーは割安に感じ、注文が集中することになる。
儲かっている喫茶店では、たいていこんな方法でおとり商品をうまく利用している。
【問1】 Bの方がすぐれた値段設定だといえるのはなぜか。
1 仕入れの値段や準備の手間に合わせて商品に値段をつけているから。
2 どの商品も平均的に注文がくるように、同じ値段をつけているから。
3 効率を考え、売りたい商品が割安に感じるように値段をつけているから。
4 仕入れや準備に手間がかからない商品に比較的高い値段をつけているから。
【問2】 「おとり商品」の説明として正しいものはどれか。
1 他のよく売れる商品と同じ値段にしてある商品
2 手間やムダがはぶけるから値段を安くできる商品
3 値段が安く感じられ、注文が集中するような商品
4 少し値段を高くして、注文が来ないようにする商品
(3)
加藤さん
秋も深まってまいりましたが、お元気でお過ごしのことと思います。そちらでの生活には、もう慣れましたか。
さて、先月の25日に今年のクラス会が無事に開かれました。高校を卒業してからちょうど10年目のクラス会ということで、私たちが教えていただいた花田先生とクラスの卒業生32名が出席しました。毎年、幹事として出席していた加藤さんが欠席だったことが残念でしたが、楽しい時間を過ごしました。
ところで、来年も10月ごろクラス会を開くことになりましたが、今後は卒業した高校周辺で行うのではなく、いろいろな所に場所を移してしようということになりました。来年の候補地は京都になり、京都で大学の講師をしている佐々木君とあちらの大学を卒業した私なら京都にくわしいからと言われ、幹事を引き受けることになりました。佐々木君とも話し合い、より楽しいクラス会にしようと張り切っています。
長い間幹事をしてきた加藤さんからもぜひよいお知恵をお借りしたいので、これからはたびたび相談にのってもらえればと思います。今後はメールでご連絡しますので、よろしくお願いします。では、また。
