問題Ⅵ 次の(1)から(5)の の言葉の意味が、それぞれのはじめの文と最も近い意味で使われている文を、1?2?3?4から一つ選びなさい。
(1) ふかい……一見単純な昔話にふかい意味があるという。
1 世界でいちばんふかい湖はどこか。
2 昔、この山のふもとにはふかい森があった。
3 この人の絵は色づかいに特徴がある。とくに、このふかい青が独特だ。
4 別にふかい考えがあって言ったことではないので、気にしないでください。
(2) むこう……明日の試合のために、むこうにあわせてこちらの作戦をたてる。
1 むこうから人がやってきた。
2 交渉では、結局むこうの出張が通った。
3 このホテルはむこう3ヵ月は予約がいっぱいだそうだ。
4 川のこちらには工場、むこうにはテニスコートがある。
(3) サービス……この店の定食にはコーヒーがサービスでつく。
1 サービス業は第3次産業だ。
2 この旅館はサービスがいい。従業員も親切だ。
3 写真を現像するとアルバムが1冊サービスになる。
4 休みの日は家庭サービスにつとめている。
(4) かなう……小池さんのやり方は礼儀にかなっているが、すこし冷たい。
1 長い間の願いがかなって、自分の店が持てた。
2 弟は小学生だが碁が強い。うちではだれもかなう物がいない。
3 こう暑くてはかなわない。せめて風があれば少しは涼しいのだが。
4 試験の目的を考えて、目的にかなった問題を作らなければいけないだろう。
(5) いためる……どうしたら家族みんなが喜ぶ休みになるか、頭をいためている。
1 弟はいためた野菜が好きだ。
2 親の仲が悪いと、子どもは小さな胸をいためる。
3 準備/動をしないでテニスをして、ひじをいためてしまった。
4 乱暴に扱うと、機械をいためるおそれがある。
問題Ⅶ 次の(1)から(5)の言葉の使い方として最も適当なものを、それぞれの1?2?3?4から一つ選びなさい。
(1) あざやか
1 あざやかな畳のいいにおいがする。
2 病気があざやかに治ってうれしい。
3 取ったばかりの野菜は、あざやかでとてもおいしい。
4 あざやかな色が好きだ。地味な色、暗い色は好きではない。
(2) よほど
1 寝坊して会によほど遅刻した。
2 電気がなかったころの暮らしはよほど想像できない。
3 この店のお菓子はよほどおいしいからすぐ売り切れてしまう。
4 この画家の場合、新しい作品より若いときの作品のほうがよほどおもしろい。
(3) ぺこぺこ
1 面接試験のときは心配で頭がぺこぺこになってしまった。
2 夜遅く一人で帰るときは、こわくてぺこぺこしている。
3 電車は遅れたので、駅員がぺこぺこあやまっている。
4 たくさん買い物をしたので、いくらかかるかと思ってぺこぺこした。
(4) 仮に
1 仮に勉強したら、成績が上がった。
2 仮に努力をすれば、成功するかもしれない。
3 仮に自分が病気になったことを一度は考えるべきだ。
4 仮に1ドルを120円として費用を計算してみよう。
(5) ショック
1 古いショックがまだきいている。
2 大きな事件を体験したショックから立ち直れない。
3 留守の間に泥棒が入ったことを知ったときはショックした。
4 近くに雷が落ちたため、エレベーターがショック中で動かない。
問題Ⅰ 次の(1)から(3)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1?2?3?4から一つ選びなさい。
(1) 情報化社会となると、すべての仕事が机の上でできるようになって、3K(キツイ?キタナイ?キケン)の仕事がなくなるような幻想がふりまかれていますが、それは間違いです。確かに、毎日会社や学校に行かなくても仕事や学習ができる部分はあるでしょう。しかし、パソコンを作る人、それを/ぶ人、/ぶ道路(トラック)や鉄道(貨車)を作り整備する人、その資材を作る人、その原料を掘り出す人??????と、パソコン一つをとっても多数の人々の労働の結晶なのです。その労働自身は、決してなくなることはありません。私たちの生活の中で必要とする、食べ物も住宅も着物も電気も、あらゆるものに労働が必要なのも確かです。情報革命は、通信の手段の革命であって、生活や労働を変える革命ではないことを、しっかりと押えておく必要があると思います。
【問い】 筆者は?情報化社会?をどのような社会と考えているか。
1 情報革命と同時に生活や労働が大きく変わる社会
2 通信手段は便利でも多くの人の労働が必要な社会
3 仕事や学習のために会社や学校が必要でなくなる社会
4 通信手段が発達し、危険で汚い仕事がなくなった社会
(2) 図があるので、省略
(3) 先生にはもともと年長者などの意味もあるが、今は一般的に教師を指す語。その教師にしても、生徒や学生から「先生」と呼ばれるのは、その職業名と一致するからかまわない。しかし、あとはゴムすり用であり、怒らせないためのおだて用である。
私も教師の端くれだが、学生以外から「先生」と呼ばれるのはいやだ。マスコミ関係者から取材を受けるとき「先生」と呼ばれると、「私はあなたに何も教えたことがないから、先生と呼ばないで」と頼む。ところがそれでは納得しない人がいる。?だって、そう呼ばないと機嫌の悪い大学の先生がいるんです。ある男性の教授を○○さんと呼んだら、失敬だって怒り出したんですよ?と。
問1 ?いやだ?とあるが、なぜいやなのか。
1 自分は教師ではないから。
2 年長者だと思われるから。
3 自分は教師の端くれだから。
4 おだてられているようだから。
問2 ?それでは納得しない人?とあるが、どの人か。
1 マスコミ関係者 2 男性の教授 3 同僚の教師 4 学生
問題Ⅱ 次の(1)から(4)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1?2?3?4から一つ選びなさい。
(1) 子どもが自室に閉じこもるのは親から独立した自分だけの精神的世界を持ちはじめたことの現われだろうから、悪いとばかりは言えない。子供だって、自分が親に完全管理されることをいつか嫌うようになるもので、もしそうならないとすれば、また別の心配が生じるだろう。しかし、そうは言っても、これは程度問題で、子供が学校から帰ってから寝るまで、食事の時を除いてずうっと自分の部屋にいる、というのでは、家族間のコミュニケーションも希薄になる。だから、子供がある年齢に達して自室に閉じこもりがちになることを、一つの成長過程として認めるにしても、建築的にそれを助長するような空間の作り方は避けるべきだろう。
そういう考え方にしたがうと、子供部屋は、あんまり居心地が良くない方がよいのではないか。居心地が良くない、というと語弊があるが、少なくても良すぎない方がいい。もっと正確に言えば、ある内向的な時を過ごすには居心地がいいが、その気持ちがふっと外へ向いた時には、多少気詰まりに感じられて、自然に部屋の外へ、居間や食堂へ出て行きたくなるような部屋がいい
問1 ?別の心配?とはどのようなことか。
1 子供が独立心を持ちすぎて、自分だけの世界に閉じこもる心配
2 子供に独立心が生まれず、親に依存する子供になる心配
3 親が子供に対して影響力を持たなくなる心配
4 親が子供に完全に支配されることになる心配
問2 「それ」とは何を指すか。
1 子供が自分の部屋に閉じこもらないようにすること
2 成長過程に必要なコミュニケーションをとること
3 子供が自分の部屋に閉じこもりがちになること
4 家族間のコミュニケーションが生まれること
問3 筆者の子供部屋についての考えはどれか。
1 子供部屋は、子供の独立心を養うためには不要である。
2 子供部屋は、子供がある年齢に達するまで必要である。
3 子供部屋は、子供が管理されすぎない設計がいい。
4 子供部屋は、子供にとって快適すぎない設計がいい。
