業務マニュアル 市場調査(2)

网络资源 Freekaoyan.com/2008-05-09



3.調査票作成のチェックポイント

(1)1つの質問で2つ以上の質問項目を入れない
ex.あなたは、ブランデーの味や香りはよいと思いますか
(味は良いが香りは嫌いという人は答えられない)

(2)1つの選択肢の中に2つ以上の意味を入れない
ex.お中元にもらって嬉しいものを1つだけ選んで○を
1.海苔や缶詰 2.石鹸セット・・・

(3)質問文そのものに評価基準を含ませない
ex.あなたは夕食を店屋物で済ませてしまうことがありますか。
(済ませてしまうという表現は手抜きという評価を含む)

(4)回答が単数回答なのか、複数回答なのかを明記する
(これがないといくつでも回答していいのか、1つだけなのか不明)

(5)複数回答の場合は「その他」を設ける
(「その他」という選択肢を設けておかないと、無回答か回答もれか該当項目なしなのかがわからない)

(6)金額の範囲については境界に注意する
ex.1ヶ月の食費(外食費を除く)はいくらですか?
1.10,000円以下 2.10,000~20,000・・・
(ちょうど10,000円の人はどちらに○をつけていいのか不明)

(7)事実をとらえる質問は先に聞き、意見を聞く質問は後にまわす
(この逆だと、先に答えた意見にしばられて事実が曲げられやすい)

(8)1つの質問の中で、選択肢は10個~15個以内が望ましい
(回答の選択肢はできるだけ少なく)

(9)必ずレテストを行う
(社内の人間や家族などに回答者となってもらい、答えにくい箇所、ワーティングのミス、質問量等をチェックする)

(10)この調査から得たい情報は明確となっているか。また、作成した調査票からその情報を得ることができるかを確認する

(11)調査項目を思いつくままに何もかも盛り込んではいないか

(12)回答の選択肢番号は正しいか?
(選択肢番号にダブリがあると正しい集計が不能となる)

(13)文字は小さすぎないか
(特に高齢者も対象に含まれている場合)

(14)必要なフェイスシート(基本属性)項目に欠け落ちはないか

【調査データの見方】

1.データの分析
質問の選択肢ごとの単純な集計は、GT(Grand Total)と呼ばれる。集計にあたっては、男女別、年代別、職業別などの属性間クロス、質問同士をかけあわせる質問間クロスによってデータを分析していく。

2.特徴
集計計画の際には何別に特徴をみたいのかを考え、"何"の部分を表側にたてる(男女別の違いを見たい、年代別の特徴を見たい等)。このデータは通常は横%で表示される。

3.データの読み方
集計表のデータを読んでいく場合、それぞれの属性について横の%構成比の大小を比べることで特徴を見る(ex.男性で最も割合が高いのは(4)の選択肢である等)。次いで、選択肢の1つ1つについて、縦の%で属性間の特徴を見ていく(ex.各年代の%を縦に比べてみると30代の%が最も高い等)。この両方の見方から1つ1つの設問を読み込み、知りたい内容を把握していく。

4.母数
1つの属性の母数は最低でも100人以上である(男女別、年代別のデータを読む場合でも、男性と女性それぞれの母数が100人以上、20代~50代までいずれの年代も100人以上ということ)。分析の段階で加工されたデータは一人歩きすることが多い。報告書の段階では「60人中の25%」とわかっていても、オープンになった後はこの60人が割愛され25%という数字だけがクローズアップされる。この場合、母数が100人以上であれば、25%という数字だけが取り上げられても100人中の25人ということで代表性を保つことができる。


【調査費用と報告書作成】

1.調査の外注費用

(1)定量調査
条件/首都圏で1000名の訪問留置調査を行った場合
(調査票の設計から集計分析まで含めて)500万円~700万円

(2)グループインタビュー
条件/首都圏で30代の主婦4グループ(各6人)に対して行った場合(調査企画から分析まで含めて)
1グループ40~70万円/4グループ合計で150~280万円程度

2.報告書作成のポイント

(1)報告書の備えるべき要件
・調査の目的と問題点の所在・・・調査を行った理由と調査課題を明記
・調査概要・・・具体的な研究計画、採用した調査方法、分析方法等の5W1Hを明記(定量調査であれば、調査対象者の属性、サンプリングの方法、調査期間、サンプル数、回収状況等)
・調査結果・・・得られたデータを、調査依頼者が知りたいと思っている事柄を論理的に凝縮した形でまとめる。たとえ当初の仮説を否定する結果が出たとしても、データを歪めずにありのままの情報を提供する
・考察・・・得られたデータについて報告者としての考察を行う
・要約・・・報告書全体の要約を必ず載せる

(2)報告書作成におけるポイント
・「事実」としてデータから読み取れた部分と、それを土台にした報告者の主観を交えた「解釈」とは明確に区別する。
・自分だけの知識・経験だけから比較・評価することは危険。
・1ページ1テーマを原則とし、1行要点コメントを入れる。
・感情的な表現は避け、客観的表現を心掛ける。
・言葉で表現するよりも、図表を使って表現する。
・図表の中のポイント部分は、⇒○印や下線で強調する。
・オープンデータに対しては、以下の点に十分注意する。
(1)時系列データは必ず3点以上でトレンドをみる。
(2)統計類の場合は、オリジナルデータレベルで入手する。
(3)オープンデータを利用した場合は必ず出典と発行年を記入する。
・内容を補完できる関連データがあれば積極的に活用することで、データの客観性を高める。

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