一级语法测试11及答案(3)
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例文(28)の「のに」の後には個別的な文も一般的な文も続けることができます。しかし、例文(29)の「には」の後には一般的な内容の文しか続けることができません。
(5)同じ主語か、違う主語か
文の前半と後半の主語が同じ場合と違う場合とで、文型の働きが違っていることがあります。この点についても整理して、押さえておいたほうがいいでしょう。
(30)彼はドアを開けると、部屋の中に入っていきました。
(31)彼がドアを開けると、部屋の中にお嬢様が寝ていました。
例文(30)は前半と後半の主語が同じで、例文(31)は違う主語です。ですから、例文(30)の「開けると」は「開けて」に置き換えることができます。が、例文(31)は「と」の働きが例文(30)とは違いますから「開けて」におきかえることはできません。
(6)特別の言い方が続くか
中級では構文のうえで使い方がきまっている副詞、特に呼応の副詞といわれるものがたくさん出てきます。「打ち消し」や「推量」などのような決まった言い方が続くものです。
(32)あの子はちっとも食べなかった。
(33)あの人はおそらく来ないでしょう。
このような副詞を呼応という点に気をつけて勉強すると、後に続く文の予測がつくようになります。このことは、文の読解をするときに非常に助けになります。特別の言い方が続くことばについては、ぜひ整理をして自分のリストを作って勉強してください。しかし、これについては「問題について」のところでも詳しく述べますので、そちらを見てください。また、副詞のリストを最後につけました。
以上、文法の勉強をするときに参考になると思われるポイントについて書きました。
5、整理の方法
最後に、中級文法を勉強するときの整理方法、分類方法の例を挙げてみましょう。
*副詞 呼応するものを意味によって分類する。
それ以外のものの中で構文や談話の構成と関係の深いものを整理する。
*接続詞 談話の構成と関係が深い。順接、逆接、添加というように働きによって整理、分類する。
*助詞相当語 中級の初めから次々と出てくる「について」や「にとって」など。助詞と同じような働きをすることば。意味や働きや整理する。
*形式名詞 初級のころから出てくる「ことができる」の「こと」や「わけにはいかない」の「わけ」など。中級は形式名詞が多い。同じことばを集めて整理するとよい。
*古語 「べきだ」や「まい」などの、現代でもよくつかられている古語。
慣用表現の中によく出てくる。活用のあることばは接続の形が現代語と違うので注意が必用。
なお、勉強の参考になるように巻末に文法項目と文型のリストを付けました。どうぞ参考にしてください。
文法問題
問題1、この問題は複雑な構文を組み立てる時の方法を問う問題です。問題は三つの部分から成り立っています。
(1)(2)は語と語や文と文を組み合わせる時の適当な接続のことばを選ぶ問題。
(3)(4)は文の性格を支配する副詞(いわゆる呼応の副詞など)に関する問題。
(5)(6)は構文からみて文末を考える問題。
では、問題例を見てみましょう。
問題1(1)(2)の例
次の文の_____にはどれを入れたらよいか。1、2、3、4から最も適当なものを一つ選んでください。
寝ているあいだに雨が降った_____、庭の石がぬれている。
1 とみられて 2 とみせて 3 とみて 4 とみえて (答え:4)
この問題を考える手掛かりは、_____の前の文と後の文との関係です。この文では、後の文に目て見た様子が描かれていて、前の文でその原因を推量して述べています。
原因の推量_____、結果の状態
という関係です。結果の状態を見て、自発的に推量されること、考えられることを前の部分で述べるわけです。ここに、見る、見せる、見えるの三つの動詞から派生した接続の言葉が選択肢としてあげられていますが、自発性の意味をもったものをさがすと、見える---とみえる---とみえてが思いあたるでしょう。「とみえる」には視覚だけでなく対象の様子が心で把握されるという意味、つまり「と思われる」「と考えられる」「とわかる」という意味があります。
次の例文も参考にしてください。
*隣の夫婦は仲が悪いとみえて、いつもけんかする声が聞こえてくる。
*太郎は本が好きだとみえて、バスを待つ間も本を読んでいる。
問題1(3)(4)の例
さしみはあまり_____。
1 好きでした 2 好きです
3 好きではありません 4 好きになるでしょう
(答え:3)
ベトナム語は全然_____。
1 分かりません 2 分かります
