ビジネス会話の基本九(2)
网络资源 Freekaoyan.com/2008-04-14
常套表現と解説
・ 用件を先に済ませてしまいましょう
早速ですが、結論から先に申し上げます
既にご存じのこととは存じますが
・ 率直なところをお聞かせいただけませんか
ご検討いただけないでしょうか
双方から案を持ち寄って練り合わせをするということにいたしませんか
お互い忙しいビジネスマンですから、「用件の説明は簡潔に」が第一原則で、「先に用件を終わらせる」が第二原則です。お互いが顔見知りの間であれば社交辞令的な会話は不要で、ずばり、・のように言って本題に入った方がいいでしょう。そして、用件を伝えた後で、自社の希望を伝える時に使われるのが、・のような表現です。ビジネスの世界では回りくどい話はしないで、はっきり希望や条件を提示して商談を進める方がいいでしょう。「時は金なり」、つまり、時間は一分でも無駄にしないことです。
(2) 説明の仕方
<説明前の言葉>
李 :この契約書につきまして、もしご不明な点がございましたら、遠慮なくご質問ください。
取引先:まだ、ざっと見ただけですから、何とも言えませんが、二、三気にかかる箇所がございます。
李 :どの点でございましょうか。
取引先:例えば、この第二項のこの文案なんですが、・・・。
<図表や数字を使って説明>
取引先:ここがよくわからないのですが、・・・。
李 :はい、この点に関しましては、少しわかりづらいかと思いますので、数字でご説明いたします。・・・(その場で書く、または資料提示)・・・
取引先:なるほど。
李 :ご理解いただけましたでしょうか。
取引先:はい、よくわかりました。
常套表現と解説
・ ~につきまして不明な点がございましたら、遠慮なくご質問ください
~に関しましては少しわかりづらいかと思いますので、数字でご説明いたします。
・ 例えば~の点(・箇所)なんですが、もう少し詳しくご説明いただけませんか
二、三気にかかる点(・箇所)がございます。
問題点をかいつまんで申し上げますと、・・・
・ ご理解いただけましたでしょうか
・~・はこのような内容に関する説明をしたり、説明をしたりするときの常套表現になっていますから、会話例をそのまま覚えて使いましょう。なお、「問題点をかいつまんで申し上げますと」は要点を取り上げる言い方で、ズバリ問題の本質に入っていくときに使います。
(3) 商談の詰め
<通常の場合>
李 :では、このような案でいかがでしょうか。
取引先:ええ、これなら当社としても問題はございませんが、一応、上司と相談の上で正式のお返事をさし上げると言うことで、ご了解いただけませんか。
李 :はい、けっこうです。では、できるだけ早いご返答をお待ちしております。
<決断を迫る>
李 :期日も迫っておりますから、この最終案でお願いできればと思いますが、いかがでしょうか。
取引先:もう、二、三日待っていただけないでしょうか。
李 :いやぁ、それではこちらも上司から叱られますので、できれば一両日中にご返答願いたいんですが、もし、まだ、十分にご理解いただいていない点がございましたら、ご説明いたしますが、・・・。
取引先:わかりました。明日中には必ずお返事いたします。
李 :ありがとうございます。
常套表現と解説
・ このような案でいかがでしょうか
この案でお願いできればと思いますが、いかがでしょうか。
まだ、十分にご理解いただいていない点がございましたら、ご説明いたしますが
では、ここにサインを願えますか
・ できれば、○○日までにご返答願いたいんですが
できれば一両日中にご返答願いたいんですが、
商談は最初は双方の希望を出し合うことから始まりますが、その案ですんなり決まることはまずありません。そこから交渉が始まり、双方が折り合える点がしだいに煮詰まってきます。そして商談は詰めの段階に至り、最終的には契約書へのサインということになります。なお、「まだ、十分にご理解いただいていない点がございましたら、ご説明いたしますが」は結論を引き延ばそうとしている相手に最終決断を迫る言い方になります。その際は、・のように期限を切ってプレッシャーを掛けたりします。
