9、仮定や理由を表す助詞と呼応する副詞
(1)「~たら/~ば/~なら」と呼応するもの
もし もし、お時間がおありでしたら。
仮に 仮に君が彼の立場だったら、どうした?
万一 万一火災が起こったら、この非常口から逃げてください。
もしも もしも僕に羽があるなら、君のところへ飛んでいきたい。
一旦 一旦約束したら、必ず守る。
例えば 例えば君が僕の立場だったら、どうした?
(2)「~ても」と呼応するもの
たとえ たとえ嘘でも、ほめられれば嬉しい。
仮に 仮に彼の立場でも、同じことをした。
いくら/いかに いくら(??いかに)苦しくても、最後までがんばりなさい。
どんなに どんなに努力しても、彼には勝てない。
(3)「~からには/~以上」と呼応するもの
一旦 一旦やると決めたからには、必ずやる。
10、その他の副詞の機能別整理
(1)回数を表す副詞
いつも 彼はいつも遅刻している。
いつでも いつでも遊びに来てください。
しばしば 夜中にしばしば目が覚める。
たびたび たびたびご迷惑をかけてすみません。
よく 最近、よく忘れ物をする。
ときどき 彼はときどきこの店に来ます。
たまに 彼にはたまに会うことがあります。
めったに~ない 彼女はめったに笑わない。
(2)数量を表す副詞
全部/全て 仕事は全部(全て)終わりました。
すっかり 山の雪もすっかり解けた。
たくさん たくさん召し上がってください。
十分 時間はまだ十分あります。
あまり~ない 私はあまりお酒が飲めません。
少し/ちょっと ご飯が少し残っている。
ほとんど~ない 残り時間はほどんどありません。
全然~ない お金が全然ない。
さっぱり~ない 今日は魚がさっぱり釣れない。
(3)時間の長さを表す副詞
いつまでも いつまでも君のことを忘れない。
ずっと 君が来るのをずっと待っていたんですよ。
長らく 長らくお待たせしました。
しばらく しばらくお待ちください。
少し/ちょっと ちょっと待ってください。
少々 少々お待ちください。
*「あまり~ない/ほとんど~ない/全然~ない」も時間を表す。
(4)順序を表す副詞
最初に 最初に自己紹介をしてください。
はじめに はじめにお断りしておきますが、??????
先ず 先ず、私から説明します。
先に 先に勉強を済ませなさい。
次に 次に校長からご挨拶をいただきます。
後で 後で連絡します。
終わりに 終わりに、みんなで乾杯しましょう。
最後に 最後に一言申し上げます。
(5)数量や程度を表す副詞
1) 高程度
非常に これは非常に高価な品だ。
すごく 彼のことがすごく好きよ。
とても とてもおいしいです。
実に 実に美しい。
大変 生活に大変困っている。
